さよならドビュッシー 中山七里
大富豪の祖父を持つ遥は、十六歳・・
折悪しくスマトラ島沖地震で家族を失ったインドネシア国籍の従姉妹、ルシアと
仲良く過ごしていた・・
ある夜、祖父の居る離れの建物で寝ていた二人に、火の手が襲った・・
祖父と従姉妹が焼けるのを目撃しながら、彼女もまた全身に大火傷をおいながら、かろうじて生き残った・・
始まるつらいリハビリの日々・・
あきらめそうになる彼女だったが、ひょんなことから魔法使いのようなピアニストと出会い、
彼を師としてかつての夢だったピアニストへの道を歩み始める・・
こう書くと青春ものがたりだなあ・・
途中はすっかりサスペンスミステリー風味なのだけど・・
音楽の描写を見ると、
船に乗れ! を思い浮かべてしまう・・
あれは本当にすごかったのだな・・ と・・
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