樹上のゆりかご 荻原規子
高校の生徒会に友人の夢乃とともに引っ張り込まれたひろみ・・
描かれるある種充実した高校生活と、生徒会に向けられた陰湿な悪意・・
それは、イベントを重ねるごとに増していって・・
周囲から守られたゆりかごたる高校生活・・
守られるべき、尊重されるべき存在であるとされる女子生徒・・
密やかな、あるいは無意識な壁・・
一途な思いは悪意などでなく・・
全く気づかなかったのだけれど、上田ひろみって、
「
これは王国のかぎ」の魔神になった少女ですね・・
文中でも触れてるのに、何故気付かない・・
こんなのも書けるんだ・・ というくらいファンタジー色の薄い作品・・
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