その時までサヨナラ 山田悠介
やり手編集者で、売れっ子作家をデビュー当時から育てた悟・・
束縛する妻は四歳の息子とともに家を出、束縛しない愛人をもち、仕事も出世も順風だった・・
ある日、妻の事故死の連絡が入った・・
ゆかりも無い新潟で、地震による列車脱線事故に巻き込まれて・・
残されたのは、それまでコミュニケーションをとったことも無かった息子だけ・・
仕事復帰した悟は、新作の原稿が入ったフラッシュメモリを紛失し、
作家の担当をはずされたばかりか、文庫編集部へ左遷されてしまう・・
途方に暮れる悟の家に、妻の親友を名乗る女性が強引に押しかけてきた・・
一切の家事が出来ない悟に、家事を仕込むという・・
不思議と息子がなつく見ず知らすの女性を、悟はなんとなく受け入れている・・
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